4月25日(月) キャベツの煮びたし

<メニューの詳細と栄養>

キャベツ、にんじん、玉ねぎ、油揚げを揚げずにごま油で炒めた中に、しょうゆやみりん、和出汁で煮浸しにしました。
煮浸しという調理法をみなさんはご存知でしょうか?
本来は、野菜を素揚げしたものを、おひたしの合わせ調味料に漬け込んでいただく野菜料理です。特に、夏になると色とりどりの野菜が収穫できるため、カラフルな野菜で作って、キンキンに冷やすと、格別に美味しくいただけます。
しかし、揚げて作るとなると、結構手間もかかりますし、野菜を素揚げするので、火が通っているか心配に…また揚げ物をすると、油の後片付けをするのは、とても大変です。そんな時は、このメニューのように、揚げたりせずに、油で炒めて煮浸しにするか、レンジで火を通した物を調味料に漬け込むといいでしょう。
今回はキャベツにしていますが、さまざまな野菜で煮浸しができます。
なすが定番ですが、鶏肉やネギ、トマト、ウド、ごぼう、ズッキーニ、菜の花、オクラ、豆苗なども美味しいです。いろいろ煮浸しにして、新しい味を発見してみてください。
今回のメニューのように、野菜だけの煮物に油揚げを入れるだけで、煮物に絶妙なコクが生まれます。
油揚げもさまざまなメニューで活用できますので、ぜひ使ってくださいね!

<特定原材料アレルゲン(7品目)の使用について>

特定原材料にあたるアレルゲンは使用しておりません。なお、その他のアレルギーにつきましては、個別に対応しますので、問い合わせください。

<食器について>

笠間焼は茨城県笠間地域で採れた粘土を使って作られる、関東で最も古い歴史を持つ焼き物。江戸時代中期、笠間藩・箱田村の名主であった久野半右衛門が、信楽焼の陶工 (長右衛門) から教えを受け開窯。特に栃木県益子町の益子焼は笠間焼の製法を受け継いでおり、笠間焼とは兄弟産地の関係。このほか、山形県山形市の平清水焼、栃木県馬頭町の小砂子焼などが笠間焼と関わりを持つ産地として知られています。「◯◯焼はこうあるべき」といった型にとわられず、作家たちが自由な活動を行ってきたことが、窯ごとに表情が異なる、現在の笠間焼の幅広さに繋がっています。

この陶器の美しさは、なんといっても、色合いです。また、紫がかった赤みがあることで、食材の色を引き立ててくれるのと、形状と厚みによって、重厚感を出してくれます。煮物にもデザートにも、汁物にも使える優れものです。

<合わせたい主菜>

タンパク質として大豆がとれいてるため、アジやサバの塩焼きはいかがでしょうか?青魚には生活習慣病を予防・改善するための栄養が豊富に含まれ、特にEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、血液をサラサラにしたり、悪玉コレステロールを減らす効果があるので、脳血栓や心筋梗塞、動脈硬化などを予防します。

<食楽の食べかた>

煮浸しは淡白な味なため、残った煮浸しは味変をして楽しむことをおすすめします。クセのない味なので、梅干しや七味唐辛子、練り辛子などを入れてアレンジをすると、お酒のおつまみとしてもぴったりになります。

<合わせたいお酒>

煮浸しのコクにはもう一品の炒めものとあわせて日本酒でぜひ。気温が高い日には、炭酸のさっぱり感とコクを取り入れられる、IPAなどの苦味や重みのあるクラフトビールもよいと思います。

<本日の献立について>

「筍の炒めもの」と「キャベツの煮びたし」を組み合わせた理由ですが、甘辛い煮びたしは味噌の塩味ととても相性が良いものです。主菜がなくても、ご飯が進む副菜になっています。春を感じられるメニューになっています。

PAGE TOP