4月28日(木) 春野菜の天ぷら

<メニューの詳細と栄養>

菜の花、玉ねぎ、にんじんを桜えびと一緒に天ぷらにしました。隠し味にアンチョビを入れて、何もつけなくてもそのままで美味しい天ぷらです。天ぷらに入っている桜えびは、サクラエビ科サクラエビ属のえびで、体調は3~5㎝ほどです。体は小さいですが、ひげは体長の約3倍の長さがあります。体には色素胞があり、その色素胞の大きさによって見かけの赤さが変化します。海中で泳いでいるときと水揚げ後に色が違って見えるのは、色素胞の大きさの変化によるものです。
桜えびに含まれる栄養は、骨や歯になるリンや細胞を作り成長を促す働きがあって美しい肌や髪を保つためにも欠かせない亜鉛、酸素を全身に運ぶ赤血球を作るために欠かせない鉄がとれます。
その他、眼精疲労や糖尿病の合併症である糖尿病性腎症に対しての効果があると言われるアスタキサンチンや、血中コレステロール値を抑制したり、インスリンの分泌促進、血圧を下げるなど、生活習慣病の予防に効果があると言われるタウリン、脂肪やコレステロールの吸収を阻害して血中濃度を低下させる効果があると言われるキチンキトサン、脳や神経の発達に必要で記憶や認知機能への効果が期待されるDHAなどもです。
桜海老は色も綺麗で、たくさんの栄養があるため、炒め物や揚げ物をするときは、どんどん使ってくださいね!

<特定原材料アレルゲン(7品目)の使用について>

天ぷらの衣に使用する小麦粉や卵が入っています。なお、その他のアレルギーにつきましては、個別に対応しますので、問い合わせください。

<食器について>

備前焼は、岡山県備前市伊部(いんべ)地区周辺を産地とする焼き物。釉薬を一切使用せず、1200〜1300度の高温で焼成する焼締め陶です。土の性質や、窯への詰め方や窯の温度の変化、焼成時の灰や炭などによって生み出される備前焼は、一つとして同じ色、同じ模様にはなりません。また、茶褐色の地肌は、備前焼に使われる粘土の鉄分によるものです。備前焼は、高温で約2週間焼き締めるため「投げても割れない」と言われるほど堅く、すり鉢や、大きなカメ、壷が多く作られていました。
また、現在では、微細な気孔があり通気性に優れているため、切花が長持ちする花びんや、微細な凹凸により、きめ細かな泡ができることからビールグラスとしても重宝されています。備前焼の成形は、手びねりや轆轤(ろくろ)を使います。成形した後は、へらなどで装飾を施す場合もありますが、生地の模様は、窯詰めの際に異素材を一緒に焼いたり、炎の動きや、割木の灰などがかかり、模様として焼きあがります。窯の中の場所や炎の強さ、灰の量によって模様が変化するため、作家は、長年の経験から焼き上がりを予想して窯入れをしますが、最終的には焼きあがるまでわからないということになります。これが、2つとして同じものができない備前焼の魅力ではないでしょうか。

この陶器は、茶色が鮮やさと、表面のザラつき感により、食材を落ち着かせて、上品に演出してくれます。どんな色彩とも合いやすいため、使用しやすいお皿になります。

<合わせたい主菜>

天ぷらに合わせたい主菜は、湯豆腐や冷奴などはどうでしょう。揚げ物など油を多く摂る際は、豆腐をメインに持ってくることをおすすめします。豆腐の脂質は鶏むね肉や魚のアジ300gとほぼ同じ量です。しかし、豆腐に含まれる脂質は、不飽和脂肪酸と呼ばれるリノール酸やα‐リノレン酸といった動脈硬化や血栓を防ぐ働きがある成分が中心です。豆腐には体にとって嬉しい働きのあるたんぱく質と脂質が豊富に含まれているため、揚げ物など体に負担がかかるメニューを食べた時には、豆腐のメニューを組み合わせましょう。

<食楽の食べかた>

天ぷらをみじん切りして、お好み焼きの粉と混ぜて焼くと、味わい深い揚げ玉をたくさん入ったようなお好み焼きになります。野菜も桜えびも入っているため、即席の美味しいお好み焼きになりますよ!天ぷらがお好み焼きになるなんて、楽しいですよね!

<合わせたいお酒>

揚げ物にはやはり炭酸系がよく合います。ビール、サワーなど幅広く合わせられそうです。エビの旨味が感じられるので、少し華やかさのあるMaker’s Markなどのバーボンをつかったハイボールも相性がよいと思います。

<本日の献立について>

「春野菜の天ぷら」と「レタス中華風炒め」の組み合わせは、天ぷらではご飯が進まないという方も多いので、炒め物を組み合わせました。五法を変えて出すことで、歯ごたえが変わるため、食べていて楽しいし、脳も活性化します。

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