出汁で煮た三浦大根と高野豆腐に、鶏ひき肉と淡桜大根と小桜大根という珍しい大根を使ったあんかけです。2種類の大根の色素がピンク色に美しく可愛らしい見た目に仕上げます。こちらはお皿に入れていただき、温めて食べてもおいしく召し上がれます。カルシウムたっぷりな高野豆腐と、胸焼けや胃もたれなどを防ぐ消化酵素が入っている大根の組み合わせは、体にも優しいメニューです。
高野豆腐の大豆が入っています。なお、その他のアレルギーにつきましては、個別に対応しますので、問い合わせください。
備前焼は、岡山県備前市伊部(いんべ)地区周辺を産地とする焼き物。釉薬を一切使用せず、1200〜1300度の高温で焼成する焼締め陶です。土の性質や、窯への詰め方や窯の温度の変化、焼成時の灰や炭などによって生み出される備前焼は、一つとして同じ色、同じ模様にはなりません。また、茶褐色の地肌は、備前焼に使われる粘土の鉄分によるものです。備前焼は、高温で約2週間焼き締めるため「投げても割れない」と言われるほど堅く、すり鉢や、大きなカメ、壷が多く作られていました。
また、現在では、微細な気孔があり通気性に優れているため、切花が長持ちする花びんや、微細な凹凸により、きめ細かな泡ができることからビールグラスとしても重宝されています。備前焼の成形は、手びねりや轆轤(ろくろ)を使います。成形した後は、へらなどで装飾を施す場合もありますが、生地の模様は、窯詰めの際に異素材を一緒に焼いたり、炎の動きや、割木の灰などがかかり、模様として焼きあがります。窯の中の場所や炎の強さ、灰の量によって模様が変化するため、作家は、長年の経験から焼き上がりを予想して窯入れをしますが、最終的には焼きあがるまでわからないということになります。これが、2つとして同じものができない備前焼の魅力ではないでしょうか。
この陶器は、とにかく形がかわいらしいこと。器を支える足が3つなため、少し不安定な感じもしますが、その儚さがとても愛おしくなる陶器です。深さがあるため、汁が多い煮物やアイスなどのデザートにも合います。深みのある色合いが、料理の見た目をワンランクアップさせてくれます。
タンパク質も入った副菜になりますので、主菜については、野菜炒めのような肉は少ししか入っていない主菜がおすすめです。ピーマンの肉詰めや野菜巻きのようなメニューもいいですね!
高野豆腐だけでも食べられるように、別に煮込んでいるため、あんかけを別のお皿にとり、お肉や卵焼きのソースとして使用することをおすすめします。食楽では、1つの料理をそのまま食べて、その後、他の料理と組み合わせて食べて…と、品数は多くなくても、味わいを増やすことで食事の楽しみを増やします。これは、外食をしていてもできる楽しみ。口の中に、いろいろな味が入ることで、脳の活性化にもつながり、新しい味の発見にもなります。ぜひお試しください。
軽めの日本酒、吟醸酒があんかけと相性がよさそう。乳酸菌をつかったような酸味のある日本酒もあわせてみるとおもしろいかもしれません。
優しい色合いが可愛らしい大根のあんかけのかかった高野豆腐と、ひじきが入っていることでクールな見た目に仕上げたロマネスコのマカロニサラダ。色の対比が楽しい2品が食卓を楽しくしてくれます。マカロニサラダは、手作りマヨネーズで作っているため、酸味が強く出さない工夫により、高野豆腐の味も引き立てます。