2月24日(木) キャベツとベーコンのトマト煮 

<メニューの詳細と栄養>

ベーコンを焼いて旨味を出したところに、キャベツとトマト、玉ねぎ、ニンニクを入れて、野菜の旨味を引き出し、そこに煮詰めた白ワインで味に深みを与えたトマト煮込みです。トマトに含まれるリコピンとは、植物などに含まれる赤色やオレンジ色の色素成分・カロテノイドのひとつ。β-カロテンなどの仲間です。リコピンはそのカロテノイドの中でも抗酸化作用が高く、同じく抗酸化作用を持つビタミンEの100倍以上あり、健康や美容の面からも、さまざまな効能が期待されています。夏だけでなく、缶詰であれば、いつでもとれます。リコピンは油に溶けやすい性質のため、油と一緒に食べると体内への吸収率がアップするため、ベーコンを先に炒めることで油と一緒にとれるようにしております。

<特定原材料アレルゲン(7品目)の使用について>

ベーコンは乳も卵だけでなく、添加物の入っていないものを使用するため、特定原材料にあたるアレルゲンは使用しておりません。なお、その他のアレルギーにつきましては、個別に対応しますので、問い合わせください。

<食器について>

備前焼は、岡山県備前市伊部(いんべ)地区周辺を産地とする焼き物。釉薬を一切使用せず、1200〜1300度の高温で焼成する焼締め陶です。土の性質や、窯への詰め方や窯の温度の変化、焼成時の灰や炭などによって生み出される備前焼は、一つとして同じ色、同じ模様にはなりません。また、茶褐色の地肌は、備前焼に使われる粘土の鉄分によるものです。備前焼は、高温で約2週間焼き締めるため「投げても割れない」と言われるほど堅く、すり鉢や、大きなカメ、壷が多く作られていました。
また、現在では、微細な気孔があり通気性に優れているため、切花が長持ちする花びんや、微細な凹凸により、きめ細かな泡ができることからビールグラスとしても重宝されています。備前焼の成形は、手びねりや轆轤(ろくろ)を使います。成形した後は、へらなどで装飾を施す場合もありますが、生地の模様は、窯詰めの際に異素材を一緒に焼いたり、炎の動きや、割木の灰などがかかり、模様として焼きあがります。窯の中の場所や炎の強さ、灰の量によって模様が変化するため、作家は、長年の経験から焼き上がりを予想して窯入れをしますが、最終的には焼きあがるまでわからないということになります。これが、2つとして同じものができない備前焼の魅力ではないでしょうか。

この陶器は、とにかく形がかわいらしいこと。器を支える足が3つなため、少し不安定な感じもしますが、その儚さがとても愛おしくなる陶器です。深さがあるため、汁が多い煮物やアイスなどのデザートにも合います。深みのある色合いが、料理の見た目をワンランクアップさせてくれます。

<合わせたい主菜>

トマトは油と一緒にとると吸収率をアップさせるため、オリーブオイルで焼いた白身魚のムニエルがぴったりです。油の中でも、オリーブオイルは、オレイン酸が主成分のため、オメガ9系の油といわれます。このオメガ9系の油は酸化しにくい油といわれています。体内でも作ることはできますが、それだけでは不足することもあるため食事による摂取が推奨されているため、どんどん使って摂取してくださいね。

<食楽の食べかた>

トマト煮が余った時は、茹でたパスタを入れて、スープパスタにしてみたらいかがでしょう。粉チーズを入れるとグッと旨味がアップします。ご飯を入れたらリゾットになるため、明日の朝食としてもおすすめです。

<合わせたいお酒>

やさしいトマト味のスープにはミディアムボディの赤ワインがよさそうです。粉チーズでコクが増せばさらにワインも進むはず!

<本日の献立について>

「キャベツとベーコンのトマト煮」と「 カリカリベーコンと小松菜のサラダ」は、ベーコンの食べ比べをしてほしいと思い組み合わせました。ベーコンは煮る、焼く、揚げるとさまざまな料理に活用できる加工品ですが、料理によってのベーコンの魅力を食べ比べて五感で感じてみてください。かき揚げに野菜と一緒にベーコンを入れてあげても美味しいですよ。

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