3月28日(月) 菜の花とミモザのサラダ

<メニューの詳細と栄養>

菜の花、ブロッコリー、にんじん、新玉ねぎとひじきに、マスタードの風味を活かしたフレンチドレッシングを和えて、たまごを散らしたサラダです。菜の花とはどんな野菜かご存知でしょうか?菜の花はアブラナ科アブラナ属のすべての花を指します。「菜の花」という特定の植物があるわけではなく、菜の花はアブラナ科アブラナ属の植物の総称です。キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ザーサイなどもアブラナ科アブラナ属なので、これらの花は菜の花といえます。花を咲かせる前の菜の花は、植物が生長するために必要な栄養分をたくさん含んでいるので、栄養が豊富です。菜の花を辛いと感じる人もいるでしょう。この辛味はイソチオシアネートという成分によるもので、強い抗酸化作用があり、免疫力を高め、がんを予防する効果も期待されています。菜の花はビタミンCも豊富です。厚生労働省はビタミンC摂取の推奨量を1日100mg(15歳以上の男女)としていますが、菜花は可食部100gあたり130mgも含まれています。ビタミンCにも、抗酸化作用や免疫力アップの効果が期待でき、さらには、血管を強化したり美肌を育成したりする効果も期待できます。造血作用のある葉酸もたくさん含まれているので、貧血気味の人にもおすすめです。菜の花にはほかにも、鉄、カルシウム、カリウムなどが含まれているため、栄養豊富なのが特徴です。

<特定原材料アレルゲン(7品目)の使用について>

ミモザに茹で卵を使用しております。なお、その他のアレルギーにつきましては、個別に対応しますので、問い合わせください。

<食器について>

石川県の珠洲焼(すずやき)は、須恵器(すえき)の技術を受け継ぎ、平安末期から鎌倉・室町時代にかけて、珠洲各地で焼かれた無釉の焼き物です。よって、表面はザラザラしたのが特徴です。一度途絶えてしまったものの、昭和53年に復興してからも、昔のように釉薬をかけず、窖窯(あながま)で赤松の薪を燃料に数日間焼き締め、強い燻べ焼きで仕上げています。鉄分を多く含んだ珠洲の土を用い、手作りで形成し、窯の中で最高温度を1250度まで上げて焼き締めると、薪のはいが溶けて自然の釉となり素地も炭化して、黒灰色の趣のある焼き物が出来上がります。焼き締めの珠洲焼は、使い込むほど黒灰色の肌が落ち着いて馴染んでいきます。

こちらのお皿は和風にも洋風にも使いやすく、熱伝導が高いため、お刺身やサラダなどをのせ、冷蔵庫に入れると、冷えてとても美味しくお料理をいただくことができます。

<合わせたい主菜>

おすすめの主菜は豆腐料理はどうでしょう。そのまま冷奴で食べてもいいですし、菜の花と木綿豆腐を混ぜて、白和えにしてもいいですね。白和え風にするために、ごま油、いりごま、少量の塩などを加えてもよいでしょう。シンプルな料理ながら、豆腐にはタンパク質、コリン、レシチン、サポニン、イソフラボンなどの成分が豊富に含まれているので、菜の花と摂ることで栄養価はさらにアップします。

<食楽の食べかた>

菜の花だけを取り出して、おすましなどの汁物に入れても楽しめます。菜の花は葉や茎が緑だけでなく、お花の黄色の部分もあるため、汁物が一気に華やぎます。茹でてあるため、即席の味噌汁などでもできるので、ぜひお試しください。

<合わせたいお酒>

生野菜と酸味のあるドレッシングには、さっぱり系のシャルドネやソーヴィニヨンブランなどの白ワインや、ヴァイツェンやホワイトエールなどのビールがおすすめです。

<本日の献立について>

「菜の花のミモザサラダ」と「大根と筍の煮物」を組み合わせた理由ですが、どちらも春を感じる1品にしました。サラダによって、野菜の酵素や水溶性のビタミンが摂れて、煮物で野菜の甘みや旨味を感じられるようにしました。菜の花の華やかな感じと、筍の歯応え…ぜひ、食卓で春を感じていただければ幸いです。

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