4月4日(月) ブロッコリーの炒め物

<メニューの詳細と栄養>

ブロッコリーと玉ねぎ、にんじん、もやしとベーコンをカレー粉を絡めて炒めました。カレーのスパイスによって、野菜の甘みがより強調される一品です。
ブロッコリーは100gあたり37kcalと低カロリーですが、栄養価が高い野菜です。
つまりたくさん食べても太りにくく、様々な栄養を摂り入れることができます。
ブロッコリーに含まれる注目すべき栄養素はビタミンC。
ビタミンCは別名「抗酸化ビタミン」と呼ばれ、病気に対する抵抗力を高めたり、日焼けを防ぐ作用、肉体疲労の蓄積を抑制する働きがあることが特徴です。ビタミンCと言えばレモンに多く含まれていることで有名ですが、生のブロッコリー100gにはレモン果汁7個分のビタミンC(140mg)が含まれます。ちなみにビタミンCは「水溶性ビタミン」と言って水に溶けやすい特徴を持つため、食材を茹でる際に損失しやすい栄養素です。
そのため茹でたブロッコリー100g中のビタミンCは55mgまで減りますが、それでも1日に推奨されているビタミンCの摂取量の50%以上が含まれています。ちなみに、食事摂取基準では、12歳以上の人は1日に100mgのビタミンCを摂取することが推奨されています。水溶性のビタミンは、減ってしまうため、生で食べるか、このように減っても補えるような野菜を食べるのもいいですね。
他にも、ビタミンB群で赤血球の産生に関与している葉酸や水に溶けにくい不溶性食物繊維もあります。
また、ブロッコリーの茎はつぼみ部分よりもビタミンCなどの栄養が豊富に含まれています。外側の固い部分を剥いてつぼみ同様加熱してから食べると良いでしょう。
食楽テーブルでは、野菜のあらゆる部分を野菜演出家の齋藤シェフに調理してもらっています。みなさんも捨てることなくて、栄養たっぷりな茎や葉っぱも料理に生かしてみてください。

<特定原材料アレルゲン(7品目)の使用について>

特定原材料にあたるアレルゲンは使用しておりません。なお、その他のアレルギーにつきましては、個別に対応しますので、問い合わせください。

<食器について>

備前焼は、岡山県備前市伊部(いんべ)地区周辺を産地とする焼き物。釉薬を一切使用せず、1200〜1300度の高温で焼成する焼締め陶です。土の性質や、窯への詰め方や窯の温度の変化、焼成時の灰や炭などによって生み出される備前焼は、一つとして同じ色、同じ模様にはなりません。また、茶褐色の地肌は、備前焼に使われる粘土の鉄分によるものです。備前焼は、高温で約2週間焼き締めるため「投げても割れない」と言われるほど堅く、すり鉢や、大きなカメ、壷が多く作られていました。
また、現在では、微細な気孔があり通気性に優れているため、切花が長持ちする花びんや、微細な凹凸により、きめ細かな泡ができることからビールグラスとしても重宝されています。備前焼の成形は、手びねりや轆轤(ろくろ)を使います。成形した後は、へらなどで装飾を施す場合もありますが、生地の模様は、窯詰めの際に異素材を一緒に焼いたり、炎の動きや、割木の灰などがかかり、模様として焼きあがります。窯の中の場所や炎の強さ、灰の量によって模様が変化するため、作家は、長年の経験から焼き上がりを予想して窯入れをしますが、最終的には焼きあがるまでわからないということになります。これが、2つとして同じものができない備前焼の魅力ではないでしょうか。

この陶器は、茶色が鮮やさと、表面のザラつき感により、食材を落ち着かせて、上品に演出してくれます。どんな色彩とも合いやすいため、使用しやすいお皿になります。

<合わせたい主菜>

カレー粉にはニンニクやコショウなどを使用しています。そのため、これらを使って味付けした肉料理にはピッタリ合います。トマトベースで作ったチキンのガーリックステーキだと、栄養価の高いトマトも摂ることができて、抗酸化作用の高いリコピンも摂れるため、元気になり、アンチエイジングにも期待できます。

<食楽の食べかた>

ブロッコリーの炒め物は、リメイクはなんでもできます。卵焼きや炒め物、スープの具材などにも早変わりです。チーズをかけて焼くと、カルシウムやタンパク質も補え、この食べ方もおすすめです。

<合わせたいお酒>

カレー風味の炒め物には、さっぱり系のピルスナータイプのビールや、炭酸系のお酒が相性よいです。同じ日のメニューはあっさり系なので、ドライなタイプの白ワインなら、どちらにも合わせやすそうです。

<本日の献立について>

「ブロッコリーの炒め物」と「かぶとろとろあんかけ」で合わせています。カレー粉で少しスパイシーな炒め物と、とろとろにした和風の煮物の組み合わせは、胃腸を刺激して、癒してくれるメニューなため、たくさん食べることができます。

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