4月18日(月) 春野菜のボイルサラダ

<メニューの詳細と栄養>

キャベツ、大根、かぶ、にんじんを蒸して、野菜の甘みを引き出して、ひじきを和えています。しょうゆバルサミコマヨネーズをつけてお召し上がりください。
野菜を『蒸す』という調理法の効果をご存知でしょうか?野菜に含まれるビタミンは、水に溶ける「水溶性」と油に溶ける「脂溶性」の2種類に分けられます。この2つのビタミンを効率よく摂取するためには下処理や調理法に注意が必要です。蒸し煮のメリットを活かせるのは、特にビタミンB群・ビタミンCなどの水溶性ビタミンを含む野菜を加熱する場合です。野菜を蒸すことで、水の中に溶け出しやすい水溶性ビタミンの損失が少なくすみます。
下茹での影響を特に受けやすいのは、キャベツや白菜、小松菜などの葉物野菜です。 ご自宅で手早くすませたいときは、小松菜などをラップで包み、レンジで短時間で蒸すか、茹でるときは、スープなど茹で汁ごといただく料理にするといいでしょう。蒸すことのメリットは、栄養の損失が少ないだけでなく、うまみも残りやすいということ。例えば豆は、水煮よりも蒸し煮にしたほうが、グルタミン酸やオリゴ糖が多く残るので、甘みを味わうことができます。さらに、野菜だけでなく、肉や魚がジューシーでやわらかく仕上がるというメリットもあるため、いろいろな野菜でチャレンジしてみてください。

<特定原材料アレルゲン(7品目)の使用について>

手作りマヨネーズに卵を使用しております。なお、その他のアレルギーにつきましては、個別に対応しますので、問い合わせください。

<食器について>

石川県の珠洲焼(すずやき)は、須恵器(すえき)の技術を受け継ぎ、平安末期から鎌倉・室町時代にかけて、珠洲各地で焼かれた無釉の焼き物です。よって、表面はザラザラしたのが特徴です。一度途絶えてしまったものの、昭和53年に復興してからも、昔のように釉薬をかけず、窖窯(あながま)で赤松の薪を燃料に数日間焼き締め、強い燻べ焼きで仕上げています。鉄分を多く含んだ珠洲の土を用い、手作りで形成し、窯の中で最高温度を1250度まで上げて焼き締めると、薪のはいが溶けて自然の釉となり素地も炭化して、黒灰色の趣のある焼き物が出来上がります。焼き締めの珠洲焼は、使い込むほど黒灰色の肌が落ち着いて馴染んでいきます。

こちらのお皿は和風にも洋風にも使いやすく、熱伝導が高いため、お刺身やサラダなどをのせ、冷蔵庫に入れると、冷えてとても美味しくお料理をいただくことができます。

<合わせたい主菜>

鉄分は肉や魚に含まれるヘム鉄と、野菜や海藻類に含まれる非ヘム鉄に分けられ、ひじきに含まれているのは非ヘム鉄です。非ヘム鉄はヘム鉄と比べて体に吸収されにくいですが、ビタミンCやたんぱく質と一緒に摂取すると吸収率がアップするため、イカと野菜が取れる「八宝菜」や肉類と野菜が取れる「野菜炒め」や「酢豚」はいかがでしょうか?鉄分は特に貧血を起こしやすい女性におすすめです。

<食楽の食べかた>

ボイルサラダの野菜を全てみじん切りして、しょうゆバルサミコマヨネーズを全て和えてしまい、和風のタルタルソースに早変わり。ハムなどのタンパク質があればなお美味しくなります。パンに挟んで食べれば、和風のサンドイッチにも。

<合わせたいお酒>

野菜の自然な甘みを邪魔しない、ライトな白ワインやビールならホワイトエールなどがおすすめです。

<本日の献立について>

「春野菜のボイルサラダ」と「かぶの炒めたもの(カレー風味)」で合わせています。カレー粉が入った炒め物で、食欲も上がるため、根菜類たっぷりなボリュームがあるサラダを合わせても美味しくいただけます。蒸した野菜と炒め物の野菜を比べながら楽しんでください。根菜類が多いため、ご飯などの炭水化物を食べなくても大丈夫です。

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