じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、ツナを使って、手作りマヨネーズでポテトサラダにしています。ポテトサラダは、子どもから大人まで大好きなメニューですが、どこで生まれたメニューかご存知でしょうか?
ポテトサラダの起源には、諸説ありますが、ロシアの「オリヴィエ・サラダ」がポテトサラダの起源であるということが有力な説とされています。ロシアには、生野菜を食べるようなメニューはほとんどありません。ロシアの気候は、夏が短く、寒い冬が長いため、生で食べることが難しく、野菜を塩漬け、酢漬けにして容器保存して、生野菜を食べられない時期をしのいでいました。
そんなポテトサラダの起源だと言われている「オリヴィエ・サラダ」は、その名の通りオリヴィエさんが考案したサラダです。 1864年に開店した、ロシアの「エルミタージュ」というフランス料理屋さんでオリヴィエ・サラダは出されていました。オリヴィエさんは、そのサラダの作りかたを明かさないまま、亡くなってしまいました。彼が亡くなると同時に「オリヴィエ・サラダ」は、誰にも再現できないものになり、幻のレシピとなってしまったのです。その後、オリヴィエ・サラダを再現したサラダが作られましたが、どこまで再現できているのかは定かではありません。現在ロシアでどんなサラダになっているかというと、じゃがいもを含めた素材がさいの目に切られていて、ピクルスなども入っています。そして味も日本のポテトサラダとは違い、異国の香りがするサラダだそうです。
ロシア発祥のポテトサラダは世界各国に広がり、国ごとに独自のレシピを発展させたといいます。例えば、たっぷりの酢を効かせた野菜サラダにポテトを加えた『アメリカ風ポテトサラダ』、ミルクやマヨネーズ、野菜やリンゴの角切りを混ぜた『上海ポテトサラダ 』、タラコが特徴の『タラモサラダ』はギリシャ、トルコの家庭料理です。
一方、日本では、大正時代に帝国ホテルでポテトサラダが考案されました。当時はハイカラな高級料理だったと想像できますが、戦後日本人の食生活ががらりと変わるなかで、学校給食にもキャベツ入りポテトサラダが登場して、日本独自の味に進化していったそうです。
料理の起源を知ると、またその料理に興味が出てきますよね!このように世界は料理でつながっているのです。早く世界が平和になるといいですね。
手作りマヨネーズに卵を使用しております。なお、その他のアレルギーにつきましては、個別に対応しますので、問い合わせください。
このお皿は唐津焼で、16世紀末、秀吉の文禄慶長の後で、朝鮮半島より渡来した陶工たちにより伝えられた技法と、備前地で発見された砂岩を含む土で作り出された焼き物です。この新しい技法は、それまでの日本の焼き物に一大転機をもたらす全く新しい焼き物として侘び茶の茶人たちに珍重され、現在では生活の器としても発展した。佐賀県唐津の港より、日本各地に運ばれたことから「唐津焼」と呼ばれるようになった。
高麗窯の古家章弘さんと古家義弘さんの作品は、粉引やはけ目、無地灰釉など、素朴で使いやすい器が多い中、唐津の茶碗やぐい呑みに多く見られる装飾の皮鯨(かわくじら)の四角の角を落とした形のお皿です。これは口縁部に黒い縁取りをあしらったもので、名の由来は口縁部の黒を鯨の皮(背中側)、うつわ本体の白~灰色を鯨の身(腹側)になぞらえたことによります。
色みが優しいことで、食材の色を引き立てます。また、形が四角いことで、食べ物が豪華に見えるだけでなく、黒い縁があることで、料理の色彩が締まります。縁がポイントになることで、メリハリがつくため、料理が盛り付けしやすいのが特徴です。
ポテトサラダに合わせたい主菜は、ローストビーフはいかがでしょうか?ローストビーフに、ポテトサラダを巻いて食べれば、タレを使わなくていいので、塩分カットできます。また、ローストビーフに生野菜がついているサラダタイプのものでしたら、今日の献立では味わえない生野菜で得られる酵素も摂ることができます。
ポテトサラダが全て残っていたら、芋もちをお試しください。これは、市販のポテトサラダでもできますよ。食楽テーブルで提供されるポテトサラダの量でしたら、そこに片栗粉を大さじ3、粉チーズを大さじ2加えます。そして、混ぜ合わせ、生地を4等分にして丸めて中央にとろけるチーズを入れて生地を平らに潰していきます。それを油を少々敷いた熱したフライパンに入れて、焼き上げたら出来上がりです。粉チーズやとろけるチーズがなければ、片栗粉だけでもできます。食感が変わって、楽しいメニューに変身するので、ぜひ一度お試しくださいね!
ポテトサラダにあわせるのは軽めの白ワインがおすすめです。アレンジメニューの芋もちを作ったら、こちらは油で約のでハイボールやサワー、ビールなどの炭酸系がぴったりです。料理が変わるとペアリングも変わるのでいろいろな組み合わせを試してみてください。
「ポテトサラダ」と「春野菜のトマト煮込み」の組み合わせは、洋風なメニューを合わせているため、パンがとても合います。食卓の色合いの中で黄色が足りないので、テーブルウェアやお花で色を取り入れることで、食卓がパッと明るくなり、春になりますよ。お料理だけでなく、食器や雑貨で色合いを足してあげるだけでも、見栄えが変わってきます。