3月17日(木)新玉ねぎのステーキ

<メニューの詳細と栄養>

玉ねぎ、にんじん、キャベツ、エリンギ、鶏胸肉をにんにくバター醤油で焼き上げました。

新玉ねぎの時期になりました。新玉ねぎは、皮が薄くて中は真っ白、見るからにみずみずしく、通年出回っている茶色い皮で固い玉ねぎとはだいぶ違いますが、両者にはどういった違いあるのかご存じでしょうか?一般的に玉ねぎ収穫時期は春です。通年出回っている玉ねぎも新玉ねぎも春に収穫されるのですが、その後の処理の違いです。通年出回っている茶色い皮の玉ねぎは、春に収穫した玉ねぎの表皮を乾燥させて保存性を高めたもので、これに使われる品種は国内で多く出回っている『黄玉ねぎ』。一方の新玉ねぎは、収穫後に乾燥させずにすぐ出荷されます。主な品種は『白玉ねぎ』と『黄玉ねぎ』。つまり、『黄玉ねぎ』は新玉ねぎとしても流通しているので、玉ねぎに『新』がつくか否かは、乾燥させずに出荷されるか否かの違いということ。

栄養価はというと、新玉ねぎも玉ねぎも栄養成分に違いはなく、ビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄などが含まれます。また、玉ねぎの辛みの元になる成分である硫化アリルも豊富に含まれます。硫化アリルには、消化液の分泌を促進、新陳代謝を盛んにし、血液をサラサラにする働きがあるので、高血圧や糖尿病などに高い効果が期待できます。ただ、水に溶けやすく熱に弱いので、硫化アリルを効率よく摂りたいなら生がオススメです。特に新玉ねぎは、みずみずしく辛みも感じにくいので、生で食べやすいので、新玉のこの時期は、生で食べる料理をご自宅ではお楽しみください。

新玉ねぎはみずみずしいので、このメニューのように、ステーキにしたり、丸ごと1個をオーブン焼きやスープにしても美味しいので、どんどん活用してください。

<特定原材料アレルゲン(7品目)の使用について>

バターに含まれる乳製品を使用しております。なお、その他のアレルギーにつきましては、個別に対応しますので、問い合わせください。

<食器について>

小鹿田焼は1705年、大鶴村(現在の日田市)の黒木十兵衛が小石原村(現在の福岡県朝倉郡東峰村)から小石原焼の陶工の柳瀬三右衛門を招き、坂本家がそのための土地を提供したのが始まりと言われています。以来窯元の数に変動はあるものの、黒木、柳瀬、坂本の三家体制は変わらない。お皿は、面白い幾何学模様が特徴でシンプルなデザインですが、色々な料理を引き立ててくれるのでとても重宝します。手にすると手作りならではの風合いや温かみが感じられる陶器です。昭和初期の思想家、柳宗悦 (やなぎ・むねよし) により「世界一の民陶」と絶賛されたのでも有名です。小鹿田焼の特徴は3つ。1つ目は刷毛目 (はけめ)。ろくろを回しながら、化粧土をつけた刷毛を小刻みに打ちつけて模様をつける。朝鮮・李朝より伝わった技法になります。2つ目は、飛び鉋 (とびかんな)。型作りした器に、ろくろを回しながらL字型鉋をあて表面を削り模様をつける。原型の技法は中国・北宋時代の陶器に見られ、大正末から昭和初頭にかけて日本で取り入れられたもの。3つ目は、流しかけ。スポイトなどに化粧土や釉薬を入れ、それを一定の高さから垂れ流すようにかけて模様をつけるもの。

こちらのお皿は、2つ目の飛び鉋 (とびかんな)でできた陶器です。模様が幾何学なため、たくさんの模様がある割に、がちゃがちゃさせず、美しく盛り付けることができます。少し真ん中が低くなっており、とても盛り付けやすいお皿です。縁の色合いが濃いことで、より料理が引き立ちます。

<合わせたい主菜>

卵料理はいかがでしょうか?食卓の彩りの上でも黄色が入ることで華やかになりますし、肉とは違ったタンパク質を取ることができます。一番簡単なメニューとしては、半熟の目玉焼きを用意して、黄身をつけながら、野菜や鶏肉のステーキを楽しむことです。他にもだし巻きやスパニッシュオムレツなど、卵料理を合わせてみてください。

<食楽の食べかた>

少し手間がかかりますが、春巻きの皮に残った具材を入れて、フライパンに多めの油を入れて揚げ焼きにしてください。洋風の春巻きが完成します。味がついているため、調味料いらずの春巻きで、お弁当にもピッタリ。カラシなどをつけても美味しくいただけますよ。ご飯のおかずにもお酒のおつまみにもなる一品ですし、春巻きを巻く行為は、手指の発達と脳が活性化するので、お子さんと一緒に春巻きを作るといいですよ。

<合わせたいお酒>

玉ねぎの旨味とバターの風味には、コクのあるタイプのワインや日本酒があわせられます。逆に、さっぱりさせてくれるピルスナータイプのビールやサワーなどもおすすめです。

<本日の献立について>

「春キャベツの蒸し焼き」と「新玉ねぎのステーキ」の献立ですが、蒸しと焼きの2つの技法で、野菜が楽しめるメニューになっています。野菜がたっぷり取れるだけでなく、タンパク質も摂れるため、ご飯やパンを用意するだけで、夕食が完成します。果物などをつけて食卓に彩りを与えるとなおいいですね!

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