2月17日(木) 白菜と桜エビの炒め物

<メニューの詳細と栄養>

白菜と人参、玉ねぎ、キャベツに桜エビを入れて、アンチョビとバターを使って炒めました。アンチョビとは、カタクチイワシ科の小魚を塩漬けし、発酵させたのち、オイルに漬けた加工品。アンチョビには、コレステロールや中性脂肪を減少すると言われているDHAやEPAが多く含まれ、DHAは脳神経を活性化する働きがあり、記憶力の向上などの効果が高いです。一方、EPAには血液をさらさらにする作用があり、心筋梗塞や脳卒中、動脈硬化の予防につながると言われています。また骨を形成するカルシウムと、その吸収を助けるビタミンDも多く含まれています。カルシウム以外にもカリウム、マグネシウム、リンといった、体の組織を作るのに必要なミネラルも豊富です。このようにアンチョビには、体に良い成分がたくさん含まれているので、調味料として、料理の隠し味としてどんどん使ってくださいね。

<特定原材料アレルゲン(7品目)の使用について>

えび、乳製品が入っています。なお、その他のアレルギーにつきましては、個別に対応しますので、問い合わせください。

<食器について>

備前焼は、岡山県備前市伊部(いんべ)地区周辺を産地とする焼き物。釉薬を一切使用せず、1200〜1300度の高温で焼成する焼締め陶です。土の性質や、窯への詰め方や窯の温度の変化、焼成時の灰や炭などによって生み出される備前焼は、一つとして同じ色、同じ模様にはなりません。また、茶褐色の地肌は、備前焼に使われる粘土の鉄分によるものです。備前焼は、高温で約2週間焼き締めるため「投げても割れない」と言われるほど堅く、すり鉢や、大きなカメ、壷が多く作られていました。
また、現在では、微細な気孔があり通気性に優れているため、切花が長持ちする花びんや、微細な凹凸により、きめ細かな泡ができることからビールグラスとしても重宝されています。備前焼の成形は、手びねりや轆轤(ろくろ)を使います。成形した後は、へらなどで装飾を施す場合もありますが、生地の模様は、窯詰めの際に異素材を一緒に焼いたり、炎の動きや、割木の灰などがかかり、模様として焼きあがります。窯の中の場所や炎の強さ、灰の量によって模様が変化するため、作家は、長年の経験から焼き上がりを予想して窯入れをしますが、最終的には焼きあがるまでわからないということになります。これが、2つとして同じものができない備前焼の魅力ではないでしょうか。

この陶器は、よくある茶色ではなく、真っ黒なお皿です。真っ黒であることで、さまざまな料理の色を引き立ててくれるため、使いやすいお皿です。備前だけあって、厚みもそれなりにあるため、重厚感があります。取り皿にもピッタリです。

<合わせたい主菜>

だし巻き卵はいかがでしょうか。このおかず自体がとてもカラフルなため、卵料理が並ぶと、食卓が華やぎます。たんぱく質もしっかり摂れて、炒め物をのせて一緒に味わってもおいしくいただけます。

<食楽の食べかた>

余った炒め物は、コンソメで味を整えた中に入れて、スープにおすすめです。そのままスープとして食べても、余ったご飯や麺を入れても桜エビが香る美味しいスープのおかげでいろいろと簡単に楽しめますよ。

<合わせたいお酒>

味がしっかり主張があるので、IPAのクラフトビールなど濃いめのお酒をあわせるか、逆にさっぱりした味でバランスをとってもよいでしょう。

<本日の献立について>

「大根とがんもの鶏そぼろあんかけ」と「白菜と桜エビの炒め物」ですが、ご飯が進む炒め物であるため、大根とがんもの鶏そぼろあんかけは、そのまま冷たくて煮物としてさっぱり食べても、温めて汁物のように食べても楽しめるように合わせました。

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