ドローン合宿の食事をつくりました。(vol.1)

ドローンパイロットの資格が取れる「横浜ドローンウォーカー」さんで行われている埼玉合宿(小川町)の食事を担当させていただきました。

テーマは、技術習得のための集中力アップ、短期集中のための心身の疲労回復とコンディショニング、学びの効果向上と今後のビジネスにつながる関係構築に。

まずは、この合宿でわたしたちが大切にしたのは以下の3つになります。

①講師の方たちと参加者の交流を深める
距離が縮まれば、より楽しく学ぶことができるため、身につきやすくなる。また資格をとった後もビジネス的な関係を築くため。

②3日間の栄養管理
慣れない場所での宿泊になるため、疲れやすく、体調も崩しやすくなる。コンディションを整えて、資格取得に専念してもらうために、栄養管理は欠かせない。

③食材を使い回して無駄にしない
3日間で7食の用意をする中で、食材をできるだけ少なく持ち込み、さらには1つの料理をいかに使い回して美味しいメニューにするかを考えることで、簡略化することで時間を作り出すとともにゴミを減らす。

まずは、場所…埼玉県小川町にある築150年の古民家を使った合宿となりました。

まずは、座学が終わって筆記試験が終わった後の昼食で、この日は初日ということもあり、最初の食事で人と人の距離が近づく「食楽式牛ステーキランチ」をご用意。

「グリーンリーフサラダ」

赤かぶの皮の酢漬けと、三浦大根の皮とにんじんのきんぴらをのせ、フォロの生ドレッシングがけ。赤かぶの酢漬けを入れたのは色みで面白みを入れ、なんだろうと思わせる工夫をしました。また生のグリーンサラダに酢漬けであったり、炒めた野菜だったりと、さまざまな食の技法を組み合わせることで、食べる楽しさを演出。他にも、揚げた野菜を散らしたりして、歯ごたえを楽しくしたり、技法が違ったものを組み合わせることで、サラダでも楽しませることができます。

「京芋の生クリームポテトサラダ」

京芋の煮物を潰して、生クリームとあえて、アスパラガスと生の玉ねぎを入れたもの。ジャガイモではなくポテトサラダを作ることで、なんだろうと思わせています。里芋でもなく、なかなか出回っていない京芋で作ることで、話題になりやすいのも選んだポイントとなります。煮物から取り出して作ることで、さっと作れるメニューでもある。マヨネーズではなく、煮物で塩分がついていることから、甘味の入っている生クリームを合わせることで、新しい味を作しました。クリームチーズをあえてもいいし、豆腐と味噌を組み合わせてもいいし、ポテトサラダの概念を変えてあげるだけで、食事が楽しめて、話題にも上がりやすくなります。

「玉ねぎとえのきのスープ」

ミニ玉ねぎを丸ごと1個煮込んで、えのきと椎茸の軸の部分を入れて鶏ガラで味付けしたスープ。ミニ玉ねぎを1つずつ具にすることで、崩していく楽しさを演出。今回はミニ玉ねぎを使ったが、大きな玉ねぎを1つ入れて、コトコトと煮込んで作り、みんなでシェアしても楽しめます。

「雑穀米」

普通のご飯に雑穀を混ぜることで、何が混ざっているかなど会話が生まれやすい。さらに、栄養価も摂れて、頭が活性化しやすくなります。

「椎茸とピーマンのガーリックソテー」

椎茸とピーマンをガーリックの効いたソースで炒めました。ここは味をつけなくてもソースで自由に楽しむこともできるし、そのままでも食べられるし、ニンニクの味付けをすることで、香りと味に深みを与えて、食べる楽しさを知ってもらいます。タレとニンニクの組み合わせで、また新しい味ができて、楽しめます。

「さまざまなソースで食べる厚切りみすじの牛ステーキ」

ステーキの味はつけずに、ソースを自由につけて楽しむようにしました。能登醤油、マルドンの塩、しらすの魚醤、トラジの焼肉ソース、姜葱醤(ジャンツォンジャン)、京芋と胡麻の手作りタレ、ホットチリ、スイートチリなど。さまざまなソースをつけて楽しむステーキは、脳の活性化と会話を作り出します。分厚いステーキは内側が焼けないことから、カットして、みんなでホットプレートや熱したフライパンで、好きな食べ方で食べてもらうことで、みんなが満足するランチとなります。このやり方によって、好みが出ることで、会話を作ることができます。お酒はがまんしつつ、味のよい脱アルコールタイプのノンアルビールで。

初日の初めての昼食ということで、これはなんだろうというようなお料理にしたり、ソースを自由に選べるようにすることで、自然に会話が生まれ、人と人との距離が近づくように工夫しました。

座学で疲れた頭を癒し、午後からはドローンを実際に操縦しての訓練と試験が続くため、体力をしっかり養うためのメニューに。

食楽スタイルは、お酒とのマリアージュも大切にしている。この食事では、まだ午後にドローン操縦などがあったため、脱アルコールのビールを組み合わせましたが、飲むことができたら、お酒も一緒にいただきたいですね。

夕食は、1日目のドローンの資格取得のためのスケジュールをこなし、極寒な12月末ということもあり、冷え切った体を癒すメニューをご用意。

人が深くつながる囲炉裏の体験型の夕食として、「焼き鳥と網焼きと豚汁」などのメニューで構成しました。

「具沢山豚汁」

色とりどりの珍しい野菜で作ることで、これはなんだろうって言うことで会話になります。普通の豚汁を作らずに、具材を工夫することで、会話が生まれやすく、食べる楽しさを生み出します。冷蔵庫の余り物をいろいろ加えることで、ゴミを減らし、栄養価も高めて、新しい味を作ります。ブロックチーズも味噌に合うし、できた後に漬物を入れても、パリパリ感が楽しめていいし、梅干しなどもさっぱり食べることができていいですね。好きな具材を1品ずつ持ってきて作っても、無限の味の広がりがあり、楽しいです。

「三浦大根と京にんじんの煮物」

大根と豚肉、京にんじんを使った煮物は、焼き物をゆっくり楽しみながらもお酒を楽しめるための配慮。すぐに食べられるメニューを組み合わせることで、じっくり体験に向かいながらも、食事を楽しむことができます。

囲炉裏と行ったエンタメ性の高い環境での食事により、会話が弾み、普段では話すことがないようなことまで話しができて、より関係構築につながりました。

2日目の記事はこちらです。ぜひ、見てください!

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